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この記事で解決するお悩み
妻から離婚を求められているが絶対に別れたくないあなた。離婚するための話し合いはもちろん重要ですが、進め方や伝える言葉を間違えれば離婚を確定させます。
ここでは離婚回避に繋げる話し合いのポイントを詳しく取り上げます。この記事を読めば、適切な話し合いができる結果、妻との離婚を回避できる可能性が高まります。
実際に私もここでお伝えしている内容を実践したことで、妻との離婚を回避できました。
※ 離婚回避の話し合いも含め、適切な離婚の回避法をすぐに知りたい方は「妻との離婚を回避させる最善の方法」に目を通してください。
離婚回避へ向けた話し合いに関する心構え
あなたは妻との離婚回避に向けた話し合いをする上において、次のことを頭に入れておきましょう。
妻の心境など正しく理解した上で話し合いをすることが、離婚回避の第一歩となります。
個別に内容をお伝えします。
妻は離婚条件の話し合いのつもりでいる
妻から離婚を求められるのは、あなたにとって思いがけない出来事かもしれません。しかし妻はこの日までに、裏で離婚の準備をしてきた可能性が高いでしょう。女性は用意周到な方が多いですからです。
つまり妻のあなたとの話し合いは、離婚条件を決める気でいます。妻からは離婚回避の話はまったくなく、養育費などを決めたいと言われるとの想定が必要です。
離婚を回避したいなら、実際に妻から離婚条件の話を切り出されても冷静な対応が求められます。すべきことは妻の話に耳を傾けて、離婚したい気持ちを理解することです。
無理に話し合おうとしない
あなたが真摯に話し合いを望んでも、妻がまったく応じない場合もあります。例えば、浮気が発覚して離婚危機に陥っている場合です。妻はあなたと話したくないし、顔も見たくありません。
「私を裏切って浮気したくせに、今さら何の弁解があるの!」と怒りの感情でいっぱいです。妻の負の感情がピークのときに、何度も話し合いを求めるのは火に油を注ぐようなもの。
離婚危機に焦って、すぐに話し合いを求める気持ちはわかりますが、余計に拒否されて関係もさらに悪化します。
今は話し合いを無理に求めるのではなく、妻の話し合いをしたくない気持ちを尊重することが大事です。
話し合いで妻の考えを変えようとしない
話し合いの場では、妻の離婚したい気持ちを変えることを考えるのではなく、離婚を保留してもらうこと目指しましょう。
妻は長い間にわたり悩みぬいた上で離婚を決断したため、気持ちを簡単に変えることは到底できないからです。
離婚の撤回を強いれば、妻は「私の気持ちを理解する気がまったくない…やっぱり無理」と思います。
話し合いの5つのポイントを押さえて離婚回避へ繋げる
妻が話し合いに応じるならチャンスです。離婚回避がもっとも叶いやすい段階といえるでしょう。数少ないチャンスなのでミスはできません。
離婚回避をしたいのなら、話し合いにおける次のポイントを押さえる必要があります。
それでは個別に内容をお伝えします。
妻の話を傾聴する
妻の話を傾聴しましょう。妻に「自分の話を聞いて貰えている、という安心感をもたらせ、心を開かせる効果があるからです。
妻の話を傾聴する
傾聴とは、相手の言葉を「耳+目+心を傾けて、共感を持って耳をすます」ことを示します。相手の話に対する先入観、批判、原因の追究などは要りません。
人は会話しているときに、「自分の考えに従わせたい」という誘惑によく駆られます。自分の経験則から相手の話が終わらないうちに「そうではなくて~」など、自分の主張しがちです。
あなたも妻に対して同じことをしていたはずです。妻は自分の意見をいつも否定され、または説得され続けたことで、心がどんどん閉ざされたのです。
離婚を回避したいのなら、妻の話を共感しながら聴く姿勢を絶対に崩してはいけません。
妻の心の苦しみや怒りには共感できる
あなたは「共感が大事だと言うが、離婚することに共感なんてできない!」と思ったでしょう。確かに離婚には同意できませんが、理解は示せるはずです。
妻が離婚したい理由や、これまでに溜まってきた不満などについては、あなたは理解し共感できるししないといけません。妻の心の苦しみが理解できなければ、自分の過ちを改めようがないからです。
「長年モラハラをした自分に対する憤りを、僕は理解し受け入れています」という、共感をもって妻の言葉を真摯に聴く。そうすれば彼女は心を少しずつ開くでしょう。
妻に気持ちのすべてを吐きだしてもらう
妻にどれだけ暴言を吐かれても、ひたすらよく聴き続けましょう。
妻があなたへ不満をたくさん吐き出す状態はチャンスであり、望ましい流れといえます。今まではわからなかった妻の心の苦しみや怒りなどを知れるからです。
離婚回避はもちろん。関係を修復させるには、妻に二度と苦しい思いをさせない自分に変わる必要があります。そのためには、妻があなたに対する不満のすべてを聞き取り、改善することが必要です。
離婚原因は複合的である
今ある離婚危機が浮気であっても、ひとつのきっかけにすぎない可能性が高いでしょう。色んな不満が積み重なった上での現状なのです。
決して感情的になってはいけない
妻から感情的な言葉を聴き続ければ、反論したくなったり、否定したくなったりするでしょう。かなり辛い時間ですが、ぐっと堪えてしっかりと耳を傾けましょう。
妻はあなたに心の苦しみを理解してほしいと思っているからです。冷静に傾聴し続けることで、妻は自分の話をしっかり聴いて貰えていると安心します。気持ちが落ち着けば冷静さを取り戻します。
今まで違った夫の様子に妻は心を開くので、あなたの言葉が少しずつ届くようになるでしょう。
非言語的コミュニケーションを大事にする
妻の心の苦しみやあなたに対する怒りを知れば、当然ながら謝罪の言葉がでてくるはずです。謝罪の言葉は目と表情と態度で、気持ちを込めてしましょう。
例えば、あなたが妻に対して「辛い思いをさせてゴメン」と、目も合わせず無愛想に伝えとしましょう。あなたの謝罪の気持ちは、間違いなく妻にはまったく届きません。口先だけだと感じるからです。
同じ言葉を妻の目を見て、申し訳ないという表情をしながら、心を込めて伝えるほうが、妻には響くのは容易に想像できます。
言葉だけではコミュニケーションは成立しない
相手と良好なコミュニケーションをするには、非言語的コミュニケーションが重要といえます。非言語的コミュニケーションとは、次のような口から発せられる言葉以外のものです。
- 目
- 声のトーン
- 仕草
- 表情
- 態度…など
人は言語から影響を受けるコミュニケーションの量はたったの7%であり、それ以外は非言語的なものが影響しています。具体的には、「聴覚的情報38%」「視覚的情報55%」となっています。
あなたの言葉が妻にしっかり正しく届くように、非言語的コミュニケーションを大切にしましょう。このことは離婚回避の話し合いだけではなく、日常の会話でも同じです。
あなたの表情や態度が変われば、不信しかなかったあなたを見る妻の目が少しずつ変わります。
妻が話したことを繰り返す
妻が話した内容を繰り返しましょう。人は話していることを相手に認めてほしいと、常に思っているからです。
聞き手が相手の話を繰り返し返答することを、心理学では「バックトラッキング」といいます。バックトラッキングを行うことにより、相手は次のように感じます。
- しっかり聞かれていることの満足感
- 自分の言葉が肯定されたことの安心感
- もっと伝えたいという欲求がわく
バックトラッキングに効果があるといっても、妻が話した言葉すべてを繰り返してはいけません。妻がバカにされている気になり嫌悪感を抱くからです。
妻が話した内容を端的に繰り返しましょう。また妻の話した重要なポイントを要約することも効果的です。
バックトラックの例
妻:あなたのせいで苦しい思いをずっとしてきた!
↓
あなた:そうだと思う。俺のせいで本当に苦しめられたと思う。
↓
妻:何もかも否定されて死にたい気持ちにもなった。
↓
あなた:ひとりでずっと苦痛に耐えていたんだね。
↓
妻:モラハラするなんて最低だわ
↓
あなた:その通り、妻を傷つけた俺は最低だ
バックトラックをうまく使って、妻の緊張感や心の痛みを和らげ、心を開かせる要素を増やしましょう。
「~しない」など否定形の言葉は使わない
否定形の言葉は使わないようにしましょう。例えば「今後は絶対に暴力を振るわない」が否定系の言葉ですが、こう言われると脳が自ずと「暴力」の方をイメージするからです。
否定形の言葉を使うのではなく、「君を大切にする」とか「これからは君を守る」などのほうが、妻の脳にまっすぐ記憶されます。
また肯定的な言葉のほうが、物事を良い面で捉え前向きなイメージを妻はもつので、夫の言葉を肯定的にとらえ易くなります。
質問は「なぜ?」ではなく「どのように?」とする
妻に質問するときは「どのように?」、つまりHOWを使うようにしましょう。人は「なぜ?」(WHY)と聞かれると、直感的に弁解しようとするからです。
子どもはその典型です。例えば「なぜテストの点数がこんなに悪いのだ?」と聞けば、「だってテスト中は頭が痛くて」みたいな言い訳が始まります。
もしあなたが妻に「なぜ許してくれないのだ?」「なぜチャンスをくれないのだ?」と質問しても期待した答えは得られません。うやむやな言葉などですぐに逃げられます
どのように?の例
お伝えした通り、妻に質問したいときは「どのように?」を使いましょう。
「なぜ俺がこんなに頼んでいる実家に戻るのだ?」
↓ どのように(HOW)に転換
「君が実家に戻らなくてもすむ方法はあるかな?」
同じ意味合いでも「なぜ?」(WHY)を「どのように」(HOW)に変えるだけでも、妻に与える印象は大きく変わります。
男性は会社で「なぜ?」という質問をされることも多いため自分自身でも使いがちです。よって妻に質問する際は「どのように」を意識するようにしましょう。
離婚回避させるために必ず伝えるべき言葉
妻との離婚を回避したいなら次の言葉を必ず伝えるようにしましょう。
個別に内容をお伝えします。
すべて僕が悪い
妻に対して「君はまったく悪くない。すべて僕が悪い」と伝えましょう。実際に、妻を離婚したいと思わせるほど傷つけたのはあなたですから。
妻には非がない自分が100%悪い、という心からの謝罪や償いは絶対です。離婚原因を作ったのも離婚したくないのも、あなただから当然といえます。
あなたが本気で自分が悪いと思っているのか口先だけなのかは、長年にわたり生活してきた妻ならわかります。すべての責任は自分だと本気で思って、言葉にするようにしましょう。
本当にありがとう
妻に「いつも本当にありがとう」など感謝の言葉を口にしましょう。あなたは妻がやっていることや、妻がいつも傍にいるのを当たり前だと思っているからです。
あなたの妻は次のことを主に担っていると思います。
- 子どもの世話する
- 美味しい食事を作る
- 家を掃除する
- 衣服を洗濯する…など
これらの妻の貢献があるからこそ、あなたは仕事に集中できるし健康だし、子どもは健やかに成長しています。日頃からしっかりと「ありがとう」と言葉で伝えていますか?。あなたの答えはおそらく感謝を伝えていない、だと思います。
離婚される多くの夫は妻に感謝の気持ちを伝えていないのです。「心の中では思っていた」では絶対に通じません。
感謝を伝えるのに早いも遅すぎるもありません。これまでのあなたへ対するサポートなどに心からの「ありがとう」を伝えましょう。なお感謝の気持ちは手紙でも伝えるのはオススメです。
※ 妻との関係修復に関する手紙の詳細は「妻が離婚を一旦考え直す手紙のポイント徹底解説【夫婦関係修復へ繋げる】」で取り上げています。
なお妻と関係修復するためには、義両親へも謝罪や感謝などの手紙を送ることをオススメします。詳細は「妻の両親(義両親)への謝罪の仕方【手紙や実家に行く場合のポイント】」で取り上げています。
この先の僕を見て判断してほしい
「離婚回避に向けた話し合いに関する心構え」の欄でもお伝えしましたが、話し合いで妻の考えを変えようとしてはいけません。話し合いだけで妻に離婚を撤回させるのは無理だからです。
まずは離婚を保留してもらうのが、妻との関係修復の最初のステップとなります。ですので、あなたは「離婚しないでほしい」と言ってはいけません。妻は悩みぬいた上で離婚を決断したからです。
今、伝えるべきは「もういちどだけチャンスがほしい。この先の僕を見て判断してほしい」です。
妻は離婚後の経済的な不安がある
妻にチャンスを求めるのに加えて、「この先は良き夫・父となり、君と子どもをしっかり支えていきたい」と伝えましょう。妻も離婚をしたいと思うも多くの不安はあり、特にお金の面は顕著です。
あなたの妻に多くの収入や資産があれば別ですが、そうでなければ「ひとりで子供を抱えてやっていけるかな…」と危惧しています。妻はあなたと一緒に暮らしていくほうが生活は楽だとわかっています。
妻は「婚姻継続による経済的な安定」と「離婚後の経済的な不安」で心が揺れています。そこに夫の心からの謝罪や感謝、決意を聞いたとき頑な妻の心が少し和らぐのです。結果、次のように考えます。
「離婚はいったん保留して、夫の様子をしばらく見てみよう」
妻はあなたがこの先、本当に言葉通りに良き夫・父に変わったと感じたなら、関係を修復しようと思うでしょう。
※ 妻との関係修復に関する詳細は「妻との関係修復のやり方を徹底解説【5つのポイントで夫婦の絆を取り戻す】」で取り上げています。
離婚回避の話し合いで絶対的NGの言葉
妻との話し合いのなかで、次のような言葉を口にするのは絶対にNGです。
これらのような言葉は離婚に向けてアクセルを全開で踏むようなものです。
個別に内容をお伝えします。
妻を否定する
妻を否定する言葉はマイナスにしかなりません。自分を否定されることで離婚の態度を頑なにするからです。
例えば、妻が「あなたの何に対しても細かすぎるところが嫌なの」と言ったとします。対して「お前がズボラなのが悪い」みたいなやりとりです。身に覚えはありませんか。
妻が「確かにズボラな面があるかも…」と少しは思っていても、実際に否定されることで「アンタだって!」と反発します。そして「やっぱり夫とは一緒にいれない。離婚するしかない!」となるのです。
生活する上で自分が絶対に正しいなんてことはなく、あなたにも悪い面はあるのです。自分に対しては寛容で妻には厳しく、では当然ながら妻は受け入れられません。
離婚後の経済的な不安を指摘
妻に対して離婚後の経済的な不安を理由に、離婚を回避しようとする男性は多いですが間違っています。妻がより強く反発する言葉だからです。
「俺と別れたら、子どもを抱えてどうやって生活するの?」
「結婚してから働いていないお前にロクな就職口なんてないよ」
このような言葉を聞かされた妻は次のように思います。
「あなたから養育費や財産分与、慰謝料を受けとれるから問題ないわよ」
「就職口がないとかアンタが決めんな! バカにするな!」
離婚すれば今より経済的に苦しくなるのは妻もわかっている上で、夫と別れたいと言っています。経済的な不安を理由に離婚の撤回をもとめられても、妻はあなたに強い嫌悪感を覚えるだけです。
子どもを理由にする
「父親がいないことに子どもはひどく悲しむよ」
「子ども達と離れたくない。一緒にいたい」
「離婚が子どもに与える悪影響をわかっているのか」
そもそも妻は子供のことも悩みぬいた上で離婚を決断したので、あなたに言われなくても初めからよくわかっています。
両親が不仲である元で暮らすほうが子どもの成長に悪いと思っています。だから妻にとっては離婚回避の理由にはならないです
妻は子どもがどうこうではなく、あなた自身がどうしたいのかを聞きたいと思っているでしょう。
謝罪の気持ちを一方的に押し付ける
離婚したくないばかりに、妻に泣きつき謝罪の気持ちを一方的に押し付けてはいけません。妻はすがりつく夫を見ても何の感情も湧かないか、または気持ち悪いとしか思わないからです。
謝罪するのは当然ですが謝って済むなら警察は要りませんし、気持ちを一方的に押し付けられても迷惑です。よって謝罪は心を込めて数回ほどに止めましょう。
今何よりもやるべきことは泣いて縋りつくことより、冷静に妻の声をしっかりと聴き受けとめることです。
感情に任せた発言する
あなたが感情的になって話をしてはいけません。特に負の感情の言葉を口にするのは絶対にNGです。あなたが感情まかせの発言をすれば、妻は心を閉ざし話し合いをやめるか、または強い反発を買うだけだからです。
妻はあなたからまったく大事にされずに、傷つけられてばかりだったことに強い怒りがあります。そんな心境にいる妻に対して、あなたが感情的になれば妻の怒りはさらに膨らむだけです。離婚を確定させる行為でしかありません
あなたがやるべきは、感情的になった妻の心の内のすべて吐き出してもらい、しっかり受け止めることです。
自分を正当化する言葉
自分を正当化する言葉はいっさい要りません。特に浮気で離婚危機に陥っている場合にやりがちです。例えば、次のような理由で自分を正当化する男性は多いです。
「セックスを拒否し続けられたから」
「子どもばっかりで寂しかったから」
「相手がしつこく言い寄ってきたから」
このような言い訳を聞かされた妻が、「確かに浮気されても仕方ないわね」とはならないですよね。妻は自分に都合の良い言いわけをする夫を軽蔑の目で見るでしょう。
あなたは自分を正当化する理由はなにもありません。自分の過ちを何かのせいにするのは大間違いです。すべての責任はあなたにあります。
※ 妻との関係修復でやってはいけないことの詳細は「夫婦関係修復でやってはいけない17の言動【妻との修復ポイントは5つ】」でも取り上げています。
離婚危機の話し合いにおけるその他の注意点
離婚危機の話し合いにおいて注意すべきことはまだあります。
個別に内容をお伝えします。
離婚届に署名しない
妻から「離婚はいったん諦めるから離婚届に署名してほしい」など言われても、絶対に応じてはいけません。妻の気持ちが変わるかもしれないし、最初から夫を騙しているかもしれないからです。
夫に離婚意思がない届出は無効ですが、離婚届が役所にいったん受理されれば簡単には無効にはできません。裁判所の手続きが必要となり大変な労力が掛かります。
妻が夫の署名欄などを勝手に書いて離婚届を出す恐れがあるなら、役所へ離婚届の不受理申出の届出をしておきましょう。
不受理申出をしておけば、それを取り下げるまでは離婚届は受理されません。なお離婚届不受理申出書の用紙は札幌市のホームページなどからダウンロードできます。
別居には応じない
妻に「あなたのことを冷静に考えたいから、しばらく別居したい」と言われても、原則的に応じてはいけません。妻はそのまま戻らない可能性があるし、夫婦関係修復に必要なコミュニケーションが激減するからです。
実際、別居した夫婦の82.5%が1年以内に離婚しています。(厚生労働省:別居期間別にみた離婚より)
また別居が一定期間続くと離婚が認められるようになります。一般的に5年以上の別居状態が続けば、裁判所は婚姻関係が破たんしていると判断する可能性が出てくるのです。
妻との離婚を回避したいのなら別居には原則応じないことです。
※ 別居がNGな理由である詳細は「夫婦関係修復でやってはいけない17の言動【妻との修復ポイントは5つ】」で取り上げています。
円満調停での話し合いを求めない
離婚を回避したいからといって、いきなり円満調停を申し立ててはいけません。妻は自分で問題を解決しようとしない夫に愛想を尽かすからです。加えて調停での話し合いは妻に大きな負担をかけます。
離婚回避できる可能性は低い
円満調停で話し合いは30日から50日くらいに一度の間隔で、基本的に妻と顔を合わすことがありません。話し合う時間も1回あたり2~3時間だけです。
話し合いに十分とはいえない環境で、離婚を回避するのは困難と言わざるを得ません。円満調停はあくまで最後の手段となります。
直接妻と話し合うなら毎日でも可能です。早くても1ヶ月に2~3時間ほどの第三者を通じての話し合いと、妻と面と向かって時間の許す限りの話し合い。どちらが離婚回避できる可能性が高いかは明白です。
妻が離婚調停の場で話し合いを求めても同様の理由で応じてはいけません。まずは夫婦で話し合いましょう
話し合いに両親を入れない
話し合いは夫婦だけでおこなうのが基本です。夫婦ふたりだけで話し合いのほうが、基本的に妻の心は開きやすいからです。話し合いを重ねたが事態が膠着している場合に、第三者を入れる流れとなります。
第三者を入れるとなった場合、お互いの両親は入れてはいけません。親はやはり自分の子供がかわいいので、無用な言葉を口にする可能性が高いからです。
例えば、離婚危機の原因があなたの浮気だったとして、あなたの両親を話し合いの場に入れたとします。あなたの両親は息子に責任があるとわかっていても、妻に対して次のような非難するかもしれません。
「息子も悪いけど、子どものことばかりで息子に寂しい思いをさせた〇〇さんも悪いわよ」
義両親から無神経な一言を聞かされた妻はさらなる反発し、こんな義両親とも付き合っていられないから離婚する、となります。
離婚回避に弁護士は不要
離婚回避に弁護士の力は不要であり、代理人にすれば逆に離婚の方向へ進む可能性があります。弁護士はあくまで離婚の法律のプロであって、夫婦関係の修復に関しては専門外だからです。
例えば、「あなたは離婚を求められているが、夫の〇〇氏には法律で定める離婚原因に当てはまる行為はない。よって離婚は受け入れられない」みたいな通知を妻が読んでも妻の心は1ミリも動きません。
また弁護士は攻撃してくるイメージがあるため、妻も対抗して弁護士を付ける可能性は十分あるでしょう。両者が弁護士をつければ、離婚する流れで勝手に話が進む事態にもなりかねません。
※ 離婚回避の相談先に関する詳細は「妻と離婚したくないときの相談は誰に?【相談OKな人物とダメな人物】」で取り上げています。
妻の心を開かせて寄り添う姿勢を崩さない
離婚回避につなげる話し合いのポイントを取り上げました。お伝えしている内容を実践できれば、適切な話し合いができる結果、妻との離婚を回避できる可能性が高まります。
重要なのは妻の話に真摯に耳をすまし、彼女の心に寄り添うこと。そしてあなたが自分の過ちを全面的に認め、妻に心から感謝し、自分が変わる決意を伝えることです。
妻があなたの変化に気づけば、離婚はいったん保留してもらえます。せっかく妻がくれた数少ないチャンスを逃さぬようにしてください。
妻との離婚を回避させる最善の方法
妻から離婚を求められているあなたは、次のような悩みや考えがあるのではないでしょうか。
- 妻とは絶対に離婚はしたくない
- 何をしても妻は許してくれない
- どうすれば離婚を考え直しくれるかわからない
- 調停になったが、それでも離婚を回避したい
- 離婚を回避するための確かな方法が知りたい
私も妻から離婚を求められましたが、何をすればいいかわらず絶望の淵にいました。そんなとき妻との離婚を回避するために、最善だと信じられる方法を知れたことで、今も夫婦を続けられています。
併せて確認しておきたい記事
離婚回避するための方法と成功事例を紹介しています。